- ちょうじょう
- I
ちょうじょう【牒状】(1)まわしぶみ。 回状。
「一味同心に僉議して, 山へも奈良へも~をこそおくりけれ/平家 4」
(2)訴訟の内容を書いた書状。 訴状。IIちょうじょう【超乗】(1)車に飛び乗ること。 転じて, 時流に乗ること。「開化~したる人物/偽悪醜日本人(雪嶺)」
(2)のりこえること。III「遥方の石室を望みて走る, …~して走りて/不二の高根(麗水)」
ちょうじょう【超常】常態を超えていること。IV「~的」
ちょうじょう【重畳】(1)幾重にもかさなっている・こと(さま)。「~たる山脈」「中央に~せる山系/日本風景論(重昂)」
(2)この上もなく喜ばしいこと。 きわめて満足なこと。 感動詞的にも用いる。V「~の至り」「それはでかした, ~, ~」「御無事でお帰りなさるは何より~/色懺悔(紅葉)」
ちょうじょう【長上】(1)年上の人。 また, 目上の人。 目上。「~の教えに従う」
(2)長官。 上役。(3)律令制で, 毎日出仕しなければならない官職の総称。VIちょうじょう【長城】(1)国または領地の境に長距離にわたって設けられた城壁。(2)万里の長城のこと。VIIちょうじょう【頂上】(1)山などの, もっとも高い所。 てっぺん。 いただき。 絶頂。(2)それより上に行きようのない状態。「この好景気もここらが~だ」
(3)もっとも高い地位にある人。(4)頭のてっぺん。「文覚が~より手足のつまさきたなうらに至るまで/平家 5」
(5)「重畳(チヨウジヨウ){(2)}」に同じ。「お互ひに無事で~/いさなとり(露伴)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.